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ハイグレ洗脳二次小説~シャナと吉田一美(後)

前編投下からだいぶ開いてしまいましたが、後編です。
前編の約3倍の文字数ですので中編に分けるか迷いましたが結局まとめちゃいました! ごめんなさい!
今更ですが、キャラ崩壊激しいですのでファンの方は読む際注意して頂けると助かります。
あとけっこうレズレズ、百合百合です。
挿絵はちょっと間に合わなかったですので、順次挿入予定です。たまに見返してもらえたら嬉しいです。
では、お楽しみください。
追記:文がおかしく添付されてる箇所がありましたが、修正しました。

*  *  *

「――まず、この水着がハイレグ水着って言う名前なのはもちろん知ってるよね?」
 股に食い込む水着をぐいっぐいっといじりながら、一美はそう訊ねてきた。
 正直なところ、シャナはその水着の呼称すら知らなかったのだが、何も言わずに一美の手の動きを静かに見守り続けていた。
「……そして」
 一美は突然がばっと大きく足を開き、腰を低く落とした。
 うふふ、と唇の端を妖しくつり上げる。
「さぁ、これが……ハイグレ、ポーズよ! しっかりと目に焼きつけて……!」
 そう言うなり、一美は両の腕を股近くでクロスさせるようにすばやく動かし、
「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ!」
 と、掛け声のように、先ほどのハイグレという単語を叫び始めた。
「ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレ! ハイグレハイグレハイグレ!!」
「あ、なっ……」
 シャナは目の前のことが信じられないとでもいうように、口を半開きにする。
 足を広げてがに股になり、股や足の付け根の筋を惜しげもなく晒し、謎の行動をとっている吉田一美。
 それも明らかに露出の多い水着を着て、股に食い込ませ、心の底から喜んでいるような顔で、だ。
シャナは目の前の明らかに異常な光景に、目を疑う。
だが、それ以上に信じられないのが――。
「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ!」
「あ……あ……」
「ハイグレ! ハイグレッ! ハイグレッ! ……あぁんっいぃ! ハイグレきもちぃいぃ!!」
「…………ッ!」
 その吉田一美の変態的なポーズに対して、不快や嫌悪といった感情よりも、興奮や羨望といった感情を密かに抱いてしまっている自分、だった。
呆然としていたのも、つかの間のことだった。
 シャナは数刻後には食い入るように吉田一美のその行為をじっと見つめていた。
窮屈な水着からはみ出そうに、たぷんたぷんと揺れている豊満な胸。
 浮き出た汗で艶かしい輝きを見せている肌。
 よりするどく窮屈に食い込んでいくハイレグ水着。
 そして、それがもたらす気持ちよさに、惜しげもなく喜びの表情を出している吉田一美の緩みきった顔。
目が、離せない……。
 シャナは一美のハイグレを、いつの間にか身を乗り出すようにして見つめ続けていた。
やがて、一美の興奮が伝染していくかのように、シャナの呼吸は荒くなっていく。
 ……ちゅくっ。
水着の中は既に海水とはまた別の、淫らな液体によって湿り気を帯び始めていた。
「ハイグレッ! ハイグレッ! ――んっ……んん!」
 ほどなくして、一美はようやく腕の交差を止め、名残惜しそうに、がに股から普通の体制に戻った。
もっとやっていたい――そんな思いが表情からにじみ出ていたものの、吉田は恍惚感に包まれながらぷるぷると身体を震わせる。
 ふと視線を感じたのか、一美は不意打気味にパッとシャナの方を向いた。
 シャナは悪戯を見つかった子どものように慌てて目を逸らす。が、もう遅い。
「あれ~? シャナちゃ~ん。なに見てたの?」
「べ、別に……なにも見てない」
 そっけなく言い返すものの、その声は弱々しく震えていた。
 そわそわと落ち着きのないシャナに、吉田はにやけながら密着するようにすり寄り、
「うそ。ずっと、私のこと見てたでしょ? ハイグレしてた私の胸やお股、舐めまわすように見てたくせに」
「うるさいっ! わ、わたしは……」
 吠えるシャナに向かい、「へ~。じゃあ、これはなに?」と吉田はシャナの両の太ももの間に手を差し込む。
「あっ……!? や、やめっ……!」
 静止の声もむなしく、ちゅくりっという水音と「あぁ……っ!」という艶のこもったシャナの声が重なった。
「うわぁ、びっしょびしょだね。……いやらしぃ。興奮しちゃったんだぁ? 私のハイグレ見て」
「ち、ちがうっ!」
「シャナちゃんも本当はやりたくなったんでしょう? ハ・イ・グ・レ」
「う、うるさいうるさいうるさい!! あんなふざけた馬鹿みたいな格好、したいわけない!!」
 顔を真っ赤にして、必死に否定するシャナ。
 だが――。
「ふふ、そうなの? でもね、シャナちゃん……」
 一言置いてから一美は「見て……」とシャナの身体を指差す。
「その姿……シャナちゃん、もう、ハイグレ人間になっちゃってるよ?」
「……え? い、いやああぁー―っ!?」
 シャナは自分の姿を確認して、悲鳴のような叫びをあげた。
 今の今まで、確かに自分は今回の海水浴のために選んでもらったオレンジ色の水着を着ていたはずだ。
 なのに、どういうわけか、今の自分は黄緑色のハイレグ水着を――吉田一美のものと、色以外はまったく同じものものを身につけた姿にされていた。
「うふふ、立派なハイグレ姿だね」
 吉田一美は喜びながらそう言う。
 彼女に比べて強弱はまったくないものの、幼い身体にぴったりとフィットしたシャナのハイレグ姿は、吉田一美とはまた違う、アンバランスな妖艶さを醸し出していた。
「やっ……ど、どうして……!?」
 混乱するシャナに、吉田一美は「実はね」と切り出す。
「シャナちゃんをここに連れてくるとき、もう、ハイグレ人間にするための光線を当てておいたの。気を失うときのピンク色の光……覚えがあるでしょう?」
「……ッ!!」
 シャナは意識を失う寸前に感じた、身体を包みこむような光を思い出す。
 まさか、あの光が……!?
「普通の人間ならそれだけで即洗脳完了なんだけど……シャナちゃんは、他の人とは色々違うからね。万が一効かなかったら……てことも考えて、様子を見たの。でも、力はぜんぜん使えなくなってるみたいだし、私のハイグレ姿を見る目はとってもスケベで、お股はそんなべしょべしょな状態だし、ちゃんと効いてたみたいだね」
 種明かしするように、一美は得意げに呟く。
「ふふ、おかしかったなぁ。光線が命中したときのシャナちゃん。大の字になって、みっともなく『わああぁぁー!?」って声を出してて……まぁ、シャナちゃんには、ただ光に包まれたようにしか感じなかったと思うけど」
 吉田一美が馬鹿にするようにクスクスと笑った。
 シャナは悔しげに眉をゆがめた。
 だが、今は悔しんでいる場合ではない……。
「と、いうわけで、隠していたハイレグ水着を着せてあげたよ。まだ抵抗する気はあるみたいだけど……大丈夫、すぐに堕としてあげるから……」
 一美が妖しく微笑んだ。
シャナは思わず、ゾクリと背中を震わせる。
このままでは、本当にハイグレ人間とかいうものにされてしまうかもしれない……!
(くっ、あんなふざけたポーズ、誰が……!)
 憤りながら、なんとか突破口を見つけようと思考を働かせるシャナ。
 しかし、そんな暇は与えられなかった。
 吉田はシャナの背中に回りこみ、彼女の股部分の水着をぎゅっと握りこむと、
「ほ~ら、シャナちゃん。ハイグレしたくてたまらなくなってきたでしょ?」
「あぁっ……!?」
 耳元で囁かれながら、ぐいっと水着を引っ張られ、シャナはたまらずピンク色の甲高い声をあげてしまう。
「さぁ、魔王様に忠誠を――素直にハイグレ人間になろう? とっても気持ちいいんだから」
「ふ、ふ、ふざ、けっ……! ……ひ、ひぃいぃ!?」
 抵抗するシャナに、吉田は容赦なく水着をぐいぐいと上に引っ張りあげて、シャナの大事な部分に食い込ませる。
シャナの背筋がぞくぞくと震えた。
 あまりの快感に、今まで出したこともない情けない悲鳴が喉の奥から飛び出してしまう。
口では抵抗しているものの、食い込み部分の水着はすでにぐしょぐしょであり、瞳も虚ろぎかけていた。
「ほら……シャナちゃん?」
「や、や……や、だあぁ……」
 途切れ途切れながらも、尚も抵抗を口にするシャナ。
 吉田は呆れ気味に眉を寄せつつ、再び手に力を込め始めた。
(うあぁ……ま、また……くる!)
 シャナは耐えられるように、ぎゅっと瞼を閉じる。
 少しでも理性を保とう、と。
 しかし――シャナ心の奥底では、耐えようとする気持ちとは真逆の感情が、じわじわと侵食し始めていた。
あ、あはぁ……、ま、また……くるんだぁ……。
訪れるであろう快感に、シャナは無意識にツーっと唇の端を吊り上げてしまっていた。
だが――シャナの期待は外れた。
一美は水着からパッと手を離してしまった。
 それどころか、何も言わずにシャナから離れていってしまう。
シャナはぽかんと、一美のむき出しになっている背中を見つめた。
(あ、あ、諦めた……の?)
 そう思ったシャナは、本来安堵しなければならないはずなのに、表情には明らかな困惑と落胆の色が浮かんでいた。
が――。
「ハイグレッ! ハイグレッ!」
「――!?」
 一美はシャナに背を向けたまま、再び腰を深く落としてがに股になり、ハイグレポーズを行い始めた。
彼女が懸命にハイグレポーズを向ける相手。
 それは、一美の前に突如現れた漆黒の煙と、その煙のちょうど中央にふわふわと浮かんでいる不気味な仮面だった。
『ハイグレッ! ハイグレッ! 魔王様、ご報告が遅れてしまい申し訳ありません! ハイグレッ!』
『計画は順調であります! ハイグレッ! ハイグレッ! つきましては――』
 会話の内容を聞いていれば、わかる。
 一美が話しているている相手が、彼女をハイグレ人間へと変えた元凶であることが。
 しかし、今のシャナは、そんな会話の内容や相手よりも……。
(か、一美……)
 ハイグレを繰り返す吉田一美の後ろ姿のことしか頭に入らなかった。
 まるで紐のように、水着を食い込ませている豊かなお尻。
 その尻の肉をぷるぷる揺らしている姿が、シャナの視界を捉えて離さない。
「……はぁ、はぁ……」
 興奮した瞳で吉田一美を見つめるシャナ。
 やがて、そわそわと両の足をしきりに動かし始める。開いたり閉じたり、と。
(……もうっ、やめ、て……)
 シャナは必死にに哀願する。
 目を閉じ、顔を伏せても、それでもくっきりと鮮明に脳裏に浮かんでくる吉田一美のハイグレポーズ。
 そしてそれが、吉田一美から自分自身の姿へと、挿げ換えられていく。
(これ以上そのポーズを見せられたら……考えたら……私、もう、もうぅ……)
 垂らしていた両の足が、じわじわと大の字に開いていく。
 ハイグレをしている自分の姿が、脳裏にくっきりと浮かびあがって来る。
(我慢、できなくなるうぅ……)
 太ももが、足の付け根が、垂直に上へ上へとあがっていく。
 そして……。
『――では、ハイグレ人間吉田一美、スパイ活動を引き続き続行致します! ハイグレッ! ハイグレッ! それと魔王様! お望みの戦力となりそうなハイグレ人間ですが――』
 ハイグレをしながら、一美はちらりと目線を後ろに向け――にやりと唇の端を吊り上げる。
『じきに洗脳を終えます。少々お待ちいただけますか? ――かしこまりました!ハイグレッ!』
 高らかに宣言し、吉田はポーズをやめてシャナの方に向き直る。
「……あぁ、はぁ……」
吉田の瞳に映ったのは、苦しそうに熱い吐息を漏らすシャナが、地面から浮く両足をがに股の形にしようと、じたばたと動かしている、なんとも滑稽な姿だった。
がに股の形を造ろうと足を必死にばたつかせながら、ギシギシと手首の縄を引きちぎろうと躍起になっている。
「……グ、れぇ、……ぃグれぇ……」
その行動理由が、ここから逃げ出すためではなく、もはや別の理由にすり替わっていることは明らかだった。
「シャナちゃ~ん、どうしたの~?」
 一美がわざとらしい口ぶりで問いかける。
「……か、一美ぃ」
 と、普段なら想像できないような情けない顔をして、シャナは一美を見た。
 太ももをおねだりするようにもぞもぞとすり合わせ、再びがに股になるように足を広げたりしている。
「……ハイグレ、したいんだね?」
「……はぁ、はぁ……」
 一美の言葉に、シャナは熱い吐息を漏らすことしか出来なかった。
「うふふ。…………ハイグレッ」
「……ッ!!」
 一美が不意打ち気味に、腰をパッと落としてがに股になり、ハイグレポーズをシャナに見せつける。
シャナはそれを、まるでのぞきをする男子のように前屈みになりながら、凝視する。
 が、一美はその一回きりで元の体制に戻ってしまった。
「あぁん……」
 おあずけを食らったかのように、シャナは落胆の声をあげる。
(か、一美……もっと、もっとやってよ……見せて……ハイグレ……)
 いや――と、シャナは心の中で首を振る。もう見ているだけでは、駄目だ……。
 自分で……やらなければ……。そうしなければ、とてもこの胸の興奮を止められそうになかった。
「……一美」
 消え入りそうな声で一美の名を呼ぶ。「ん?」と応じる一美にシャナは、
「お、お願、い……。もう、限界、なの……」
 と、たどたどしく言葉を紡ぐ。
「んー何が? 何が限界なの?」
 一美はわざとらしい口調でそう問いかけた。
「な、何って……」
 言葉を濁したシャナは、言葉の変わりにと、自身のがに股になって宙に浮かんでいる姿を必死に見せつける。
 が、一美は何の反応も示さない。
 それだけじゃわかんなーいとでも言うように、ただにこにこと笑っているだけだった。
「一美、お願い……もう、もう我慢が……」
「我慢? あ、もしかしておしっこかな?」
 意地悪くそう返す一美。
 長い間、この狭い一室に監禁されていたため、そういわれれば確かに尿意は感じている。
 だが、今はそれじゃないのだ。
「ふふ、おしっこがしたいならここで漏らしちゃっていいよ。大丈夫、ふたりっきりなんだから気にしないで」
 そう言って一美はシャナの足元にしゃがみ、シャナの股部分のハイレグ水着をぎゅっと掴む。
「な、何を……!? ほあぁっーー!?」
「ほら、こうすれば出してくれるかな? シュッシュッ」
 掴んだ水着をリズムカルに上下へ運動させる一美。
「あぁっーー!! あっーーーー!!」
先ほどと同じ行為だが、今のシャナに、抵抗するほどの理性を保つ力は、残されてはいなかった。
も、もう、耐えられない……。
「あぁ……。さ、さ……させ、て」
「ん~?」
「……ハイグレ、させて。……一美、早く! これ解いて! ハイグレ……、ハイグレしたいの! もう我慢できないの!」
 あぁ……とシャナは心の中で落胆した。
 ついに、ついに……越ええてはいけない一線を越えてしまった気がした。
 だが――。
「は、ハイグレっ! ハイグレっしたいの……! お願い一美、これを解いて! 早く、ハイグレさせてぇ!」
 もはや自分を抑えるものはなにもないのだ。
 欲望のまま、シャナは必死に懇願する。
「ふふ、ようやくハイグレ人間に……魔王様に忠誠を誓う気になった?」
「……する、する!」とシャナは即答してこくこくと首を縦に振った。
「もう、……もう、何でもいい! ハイグレっ、ハイグレさえできればっ……!」
 その応えに吉田はクスクスと笑い、
「ようやく素直になったね」と満足そうに頷く。
「何でもいいって言葉がちょっとあれだけど……」
 呟きつつ吉田は「でも」と立ち上がる。
 互いの肌と肌を絡みつかせるように密着させながら、吉田は唇をシャナの耳元に寄せ――
「よく、言えました」
そう、囁く。
シャナはハッと息を呑むと同時に、無意識に期待の色が浮かぶ。
だが、それだけ言うと、一美は再びシャナから離れ、背を向けてしまった。
「か、一美……!!」
 追いすがるように、シャナは慌てて呼ぶ。
 と、同時に一美がくるりと振り返り――。
「ご・ほ・う・び」
 満面の笑顔でそう言う。
パチンと指を鳴らした。
すると、シャナの腕を縛っていた縄が、煙のように消えていく。
「あ」
 間の抜けた声と共に、支えるものがなくなったシャナの身体は重力に導かれ、がに股の体勢のまま落下していく。
だんっ、とはしたなく足の裏が地面に着地した。
「おぅ…っ!!」
 衝撃によってハイレグが尻や股間をより刺激し、あられもない声が漏れた。
が、快感に震えながら、シャナは両の腕をばっと大きく振りかぶった。
 多くの強者を討伐してきたその腕は、吉田一美でも背後に浮かぶ仮面でもなく――彼女自身の股のラインへ振り下ろされた。
「――ハイグレ!」
 高らかにそう叫ぶ。
シャナはすぐさま、がっつくように両の腕を何度も何度も股間の辺りでクロスさせる。
「ハイグレ、ハイグレ、ハイグレハイグレハイグレぇッ!!」
 そのあまりの勢いに、一美は笑いがこぼれる。
「あはは、シャナちゃんどう? ハイグレは気持ちいいでしょう」
「ハイグレハイグレッ! き、きもちいぃよぉっ!! こ、こ、こんなに良いのに、否定してたなんてぇ、私ぃい……!」
「うふっ。なら、反省を込めて一杯ハイグレしなくちゃね?」
「うん!!」
 力強くそう応えるとと、シャナはハイグレをする速度を速めていく。
「ハイグレハイグレハイグレッ……!! もっと、もっとぉ……!! たくさんハイグレしなきゃ……!!」
 無我夢中でハイグレを繰り返すシャナを見て、一美はうっとりとしながらボソリと漏らす。
「うふふ。シャナちゃんったらあんなににハイグレを否定してたくせに、すっかりハイグレの虜になっちゃってて……立派なハイグレ人間だね」
 そう言うと、一美はそわそわと落ち着かない様子で身体を揺らし始めた。
「あの、シャナちゃんが……」
「ハイグレェ! ハイグレェ!」
「…………ッ」
 やがて、一美はダッと駆け出すようにシャナの前に立つと、足を開いて腰を落とし、
「ハイグレ! ハイグレ!」
 と、股間をシャナに見せつけるようにハイグレポーズを始める。
「か、一美……!」
「もう! シャナちゃんがあんまりエッチな顔でハイグレするから、我慢できなくなっちゃったよっ! ハイグレハイグレ!」
「あぁ、一美ぃ……」
「シャナちゃん! 一緒にやろう?」
「うん!」
 力強く頷くと、シャナは前屈み気味のハイグレからぐっと胸を反らし、一美と同様に股を突き出すような体勢で両腕をクロスさせる。
「ハイグレ、ハイグレ!」
「ハイグレ、ハイグレ!」
 まるで鏡のように、同じ動作を繰り返すふたり。
片や豊満な胸をたぷんたぷんと揺らして誇らしげに、もう片方は普段の凛々しい表情が嘘のように鼻の下が緩みきった顔。彼女たちを知るものがこの光景を見たら、あまりの変貌振りと卑猥さに思わず顔が真っ赤に染まっていたことだろう。
残念なことに、今の彼女たちを見ているのは、ひとつの存在だけであったが。
「ハイグレ! ハイグレ! あぁ、うぅん。きもちぃいねぇ……シャナちゃん……」
「ハイグレ! うんん、気持ちいい……けど…けど……!」
 そう言うと、シャナは突然首を横に振り、
「だ、だめぇ……!!」
 と、大きく叫ぶ。
何事かと目を見開く一美に、シャナは必死に訴える。
「や、だめ! ハイグレ、気持ちよすぎて、お、股、力でなっ……く……やだっ、うそうそっ!?」
 ショオォォォォ。
「いやあぁぁ……!?」
 絶叫とともに、シャナの股からハイレグ水着越しに金色の液体が弧を描くように溢れ出ていく。
目の前の惨状にシャナはいやいやと首を振りながら、顔を真っ赤にさせる。ほんの微かに残されていた理性が、全力で悲鳴を上げているのだ。
「ハイ、グレ、こ、こんな……私……」
 粗相をしてしまった事実、そしてそれを見られてしまった事実にシャナは恥ずかしさのあまり瞳を潤ませる。
だが――。
「……素敵」
 一美はそう言って、頬を緩ませた。
一美の言葉に、シャナは驚き目を瞬かせる。
「恥ずかしがらないで? シャナちゃん。ハイグレが気持ちよくてお漏らししちゃうなんて……立派なハイグレ人間の証だよ?」
「で、でも……」
なおも口ごもるシャナに、一美は「しゃうがないなぁ」と呟き、
「……見ててね?」
「え……?」
 戸惑うシャナに、一美はハイグレポーズをしながらにこりと微笑み「ん……」と唇を結ぶ。と――。
「ぁあ、ぁ……出る……」
 シュゥォオオオ……。
 控えめな勢いながらも、シャナと同様の黄色い噴水を垂れ流し、ふたりの裸足の足先を濡らしていく。
「か、一美……」
「ふぁ……ぁ……」
 友人の思わぬ行動に唖然とするシャナ。だが自分と同様の痴態を晒したというのに、ぶるぶると放尿の快感に酔いしれる一美の顔には羞恥心は一切ない。それどころか満足そうな、果てには誇らしげな感情さえ読み取ることができた。
放尿を終えた一美がうふっと笑いかける。
「ね、シャナちゃん。これでもう、恥ずかしくないでしょう?」
「…………う、ん」
「私たちはね。ハイグレをすることだけを考え、魔王様に尽くすことだけを考えていればいいの。ハイグレできれば、例えお漏らししても何も恥ずかしくない。それが、『ハイグレ人間』なんだから」
「うん……、うんうん!」
 シャナは戸惑いつつもハイグレ人間という言葉の魔力に惹かれ、それが正しいのだと思え始めてくる。
(……そうだ。私は、ハイグレ人間。使命も何もかも忘れ、ただハイグレをする……それだけで、何も恥ずかしくないんだ)
「さぁ、シャナちゃん。今のでハイグレする速度がだいぶ落ちちゃったよ。遅れを取り戻さないと!」
「うん!」
「ダメ! そこは『うん』じゃなくて、元気よく『ハイグレッ!』でしょ?」
「あ……。は、は、ハイグレッ!!」
「うふふ。よくできました、シャナちゃん。ううん……ハイグレ人間――シャナ」

 * * *


 ――数刻後。
とある一室にてコンコンとノックする音が響く。音ともに入室した吉田一美は、入るなり、「ハイグレ!」と元気よく一礼し、部屋の奥に佇む人物の前へと進む。
「魔王様、先ほどご報告したとおり、新たなハイグレ人間を連れて参りました!」
 と、高らかに報告を始めた。
 そして――もう一人。
一美の言葉通り、部屋の中には一美以外のハイグレ人間の姿があった。
こちらは一礼せずに、扉の前で待機している。
が、吉田一美の目配せによる合図によって、ぺたぺたと裸足の足音を立てながら、前に進み始めた。
背を向けていた魔王が、くるりと彼女らの方を向いた。
「……ま、魔王、様……」
 ぽつり、と俯きながらハイグレ人間が呟く。
そして――
「ハイ、グレェーー!!」
 パッと顔を上げ、高らかにそう叫んだ。
「ハイグレ! ハイグレ! わ、私はハイグレ人間、シャナでございますぅ! この度はハイグレ人間にして頂いた感謝と人間時の愚かな発言の反省の意を示したく、参りました! ハイグレ!」
 しゅっひゅっ、とハイグレポーズを行いながらポニーテールの髪を揺らし、ハイグレ人間シャナは必死に言葉を続けた。
「ハイグレハイグレ! 私をわずらわしい使命から解放し、ハイグレ人間にして頂き、本当にありがとうございます!! 感謝を込めて、どうか、このハイグレ人間シャナを魔王様の忠実な下僕としてご使用下さいませ! 魔王様から授かったハイグレポーズを侮辱したこともある愚かなな私ですが――必ずやハイグレの未来のために活躍してご覧に入れましょう!」
 シャナが熱弁を終えても、魔王は一言も言葉を発しない。
だが、ハイグレ人間であるシャナと吉田一美には見えていた。
仮面の奥に隠れている魔王の顔が、笑みで満たされていることに。
程なくして、
――ホホホ、良いでしょう。歓迎するわ。ハイグレ人間、シャナ。お前の力とハイグレに対する忠誠心、我が軍で存分に発揮するといいわ―ー
声とは違う、テレパシーのような響きがシャナの中に言葉となって伝わってくる。
シャナは一瞬硬直するものの、その意味を理解するとみるみる内に顔が蕩け始め、
「ありがとうございます!! ハイグレ、ハイグレ!!」
 と、感謝のハイグレしながら喜びを顕わにした。
そして、喜んだのはシャナだけではなかった。
「良かったね、シャナちゃん! これでシャナちゃんも正真正銘のハイグレ人間の一員だよ!」
 魔王が煙のように部屋から姿を消すと、一部始終を見ていたハイグレ人間吉田一美はそう言ってシャナに抱きついた。
「もう、シャナちゃんが敬語を使ってるとこなんて見たことなかったから、内心ちゃんと話せるか心配してたんだよ?」
 一美の言うとおりだった。シャナが今まで敬語で話した経験など、ないに等しい。そんな相手などいなかったからだ。
 だが、ハイグレ人間となった今では――。
「いいえ、私にハイグレを授けて下さった魔王様に無礼な発言をすることなど、あるはずがありません! ハイグレ! ハイグレ!」
 ハイグレしながら、シャナは力強くそう応える。
今のシャナにとって、ハイグレと魔王は、最も敬うべき存在だった。
そして、同時に――。
「じゃあ、これから同じハイグレ人間としてよろしくね? シャナちゃん」
「ハイグレ! よろしくお願いします、ハイグレ人間一美様!」
 一美に対する口調も変わっていた。自分をハイグレ人間へ変えるために奮闘してくれた
一美は、シャナにとって魔王と同じく敬愛する存在になったのである。
「うふふ、あのシャナちゃんが私なんかに……」
 一美は内心ぞくぞくと背中を震わせる。
シャナとは違い、ただの平凡な人間だった吉田一美。恋愛以外の面――いや、その恋愛面ですら同じ少年を好きになったシャナに劣勢を強いられていた彼女が、ハイグレ人間になったことで完全にシャナの上に立ってしまっている事実。その事実に一美は無意識に喜びを隠せないでいた。
「……やっぱり、ハイグレって最高」
 一美はぼそりと呟いた。
「でも、シャナちゃん。皆の前では今まで通りに普通の人間を演じるんだよ? 怪しまれちゃうから、ちゃんと今まで通りに服も着ること。もちろんハイレグの上からね」
「服を……着るのですか?」
 シャナは眉根を寄せ、「あのような、暑苦しいものを……」と不快そうに呟いた。
そんな彼女を一美は咎める。
「今はまだ、ハイグレの存在を公にするわけにはいかないの。魔王様の命令以外での活動は禁止だよ、シャナちゃん」
「……わかりました、一美様」
 残念そうにしつつも一美の言葉に、シャナは素直に頷いた。いくら辛くとも、魔王様、そして目の前にいる恩人に逆らうようなことはしたくなかったのだ。
和三がクスクスと笑う。
「そこは、前と同じで『わかった、一美』って応えて」
「うっ……。わ、わかった……一、美……」
 シャナは心底嫌そうに、申し訳なさそうに応えた。
まったく、人間の頃の自分は、ハイグレ人間にしてくれた恩人に向かってなんて失礼な口を利いていたのだろうか。
過去の自分に憤るシャナに、一美は「だけど」と声をかけ、
「誰もいない所でなら、無理に演じることはないよ。シャナちゃんの好きなように自分を出せばいいから」
「……ッ! わかりました! ありがとうございます、一美様! ハイグレ!!」
 一美の優しい言葉に、シャナはパッと笑顔を浮かべながらハイグレポーズで感謝を示した。
「あっ。あと、その一美様って呼び方なんだけど……少し堅苦しいから出来れば別の呼び方にしてほしいな」
「ハイグレ! では、どのように……?」
「う~ん、そうだね」
 唸りながら一美はおでこに人差し指置き、
「私とシャナちゃんは同じハイグレ人間で、もう家族のようなものだし――」
 そう言って、一度言葉を切り、一美はシャナに顔を近づけていく。互いの鼻先が触れるぐらいの距離になってようやく、
「……お姉さま、って……呼んで?」
 そう、唇を動かした。
シャナは一瞬目を見開くものの、すぐににこりと顔を緩め、
「……わかりました、お姉さま」
 と、照れくさそうに頷いた。
やがて、二人は暫しの間見つめ合うと、どちらかともなく顔を前に出し、互いの唇を触れ合わせた。
「んっ……」
 口付けを終え、唇を離すとシャナはにやり怪しく微笑む。これから一美と共に、魔王のために多くの者をハイグレ人間に変え、自身も幾度となくハイグレポーズをする――そんな幸福な未来を思うと笑みが止まらなかった。
「さぁ、お姉さま! 魔王様のためにも、私たちの力で人間たちをハイグレ人間に変えてやりましょう!」
「うん、行こう! ハイグレ人間シャナ」
『――ハイグレッ!!』
 決意表明するようにシャナは吉田一美と向き合うようにハイグレポーズをし、駆け出していく。
 かつての使命を忘れ、魔王の忠実な下僕として、完全に洗脳されてしまったハイグレ人間、シャナ。
その表情からは、確かな意思の強さと、今まで見せたことがないほどの幸福感がにじみ出ていたのだった……。

コメント

おお、想像以上にエロくて良かったです!
単純な光線での洗脳で終わりではなく、そこから一悶着あったのもまた良い!
楽しませてもらいました!お疲れ様です!

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プロフィール

正太郎

Author:正太郎
正太郎と申します
悪堕ちや洗脳、ハイグレや百合を扱ったエロ絵やSSを主体としております。
18禁でもなるべくソフトな路線を目指しておりますが、それでも苦手な方はご注意下さいませ。

※ 相互リンク受付中であります。

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